2017年04月27日07:13
八王子の婦人服の店イツミヤが国産のカットソーにこだわる理由
こちらのカットソーは和歌山県の工場で作っていただきました。
その昔、和歌山はニット工場のメッカでした。300あった工場は今や60にまで減ってしまいました。
大手の繊維会社は、中国やタイ・ベトナム・に工場を移し、日本の工場へは仕事を依頼しなくなりました。
残った60社の工場も沢山仕事が来なくなりましたので、技術や生地の開発を独自に行って「品質」を上げて行きました。
「大量に安く作る」のは日本の人件費や物流コストからいって不可能。そうであれば「高品質の物を少しずつ丁寧に作るしか生き残る道はない」と考え徹底して技術と商品開発に力を入れてきました。この15年の話です。少しでも利益が出たら全て製品開発費に回していたそうです。
その商品はやはり、とてつもなく素晴らしい。私は日本の物作りを応援したい。日本の工場の人たちのパワーを八王子の人にお伝えしたい。
そんな思いで日々お店に立っています。