2017年04月26日06:58
八王子市八幡町、甲州街道商店街・・・この街から見える夕焼けはどこよりも美しい
「甲州街道沿いの商店街から見える夕焼けはどこよりも美しい」と言われております。
私がお店を構える八幡町は、その昔「八王子の中心街」だったそうで・・・・・・
大正時代には八幡町に市役所が有り、ホテルが有り、映画館が有り、なんと寄席もあったそうです。
甲州街道には路面電車が走っていて、関東で最長と言われるぐらいに商店が軒を連ねていたそうです。
大正から昭和にかけて八王子が機織りバブルに沸いていた頃、この街はそこで働く人々のショッピングモールや歓楽街として栄えたそうです。
路面電車が廃止されて、八王子駅が出来ると街の中心が駅の方に移動して行き、甲州街道商店街は徐々に寂れていったそうです。
人通りが減ると、商店主たちはお店をたたみマンションに立て替えて不動産経営者に変わりました。
そのようにして、江戸時代から続く商店街もいつのまにやらマンション通りに変化してきました。
今わたしは、そんな商店街の会長を務めております。
「この地域で商店街がみなさんの役に立てる事は何だろうか?」と考えひとつの答えに行き着きました。
この地域にも若い人たちが楽しめる場所は沢山あります。しかしご高齢の方が楽しめる街はほとんどありません。
「八幡町の商店街を高齢者のテーマパークにしよう」そう決めて商店街の仲間と取組み始めて数年たちます。
街づくりは一朝一夕にはできません。20年後・・・・この街が高齢者のテーマパークになれるよう、奮闘中でございます。